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2016年12月 YOUはどうしてモロッコへ1-日本からモロッコ空港まで-@1st

体温38.7度で出国

2016年12月某日、出発当日は夜中のフライトなので通常出勤。

なのに仕事中から悪寒が止まらない。

マジか…このタイミングで風邪引きますか…

せっかく人が海外旅行に行くっつーのに、旦那が熱が出たから早よ寝るわ。って帰宅した時には殺意のみ。

隔離政策を実施すべく、出国前夜の私は安全のためリビングでひとりで寝ることにいたしますた。
…が、これがいかんかった!寝冷えしないようにと暖房ボーボー。夢の中ではモロッコの砂漠で照りつける太陽を感じていたような。暑っ。あっつーい!…もちろん気分は常夏!身にまとう脱げる布(毛布)は投げ捨ててしまったとな…
(下は私の夢の中のイメージ 図)

最後に熱測ったときには38.7を記録。2021年の今では100%NGな行為でしょうが、時は昔。とにかく飛行機に乗らなければ旅費もやすみも台無しになる!!の一心で躊躇いなく出国してしまった私。飛行機の座席につくと「今回は酒が飲めないのは損した気分〜」とケチなことを考えながら眠りに落ちました。もちろんNo食欲。機内食をパスしたのは後にも先にもこの時だけです。機内食を「結構です」っていうのは芸能人かセレブだけだと思っていたので、自分もやっとのことでこの仲間入りできたことにご満悦。これで気分が良くなったのか経由地に着くまで全く目が覚めずまさかの熟睡完了です。

行きはドーハ経由でモロッコの経済都市カサブランカへ。約24時間のフライト時間です。

飛行機の中でも超絶リラックスして寝られたせいかドーハに着いたときには体調は謎に回復。おかげで乗り換えもスムーズに終了。無駄に元気になった私は日本→ドーハ間の食事スルーを取り返すべく、一心不乱にワインとビールを交互にお代わり。キャビンアテンダントのお姉さまはとっても優しい方で、最後は白ワインボトルをそのまま私にぶん投げてくれました。チェ、私赤ワインの方が良かったのに。

砂漠の国なのに激寒

12月とは言え、砂漠=常夏じゃね?のシロート判断丸出しでモロッコまで来てしまいました。日本の友人各方面からは「お前行くとこ冬のヨーローッパだから。」と訂正されまくったものの、なぜかサンダル1足だけでモロッコに乗り込んでしまったものの、フツーに東京の冬でした。↓これが私の着用していたブツ。(teva より引用です)クッソ寒い。

Woman walking over large rocks wearing Teva sandals.

空港内なのにトラブルだらけ

  • 空港内での両替(大金)で早速トラブル。

荷物ピックアップの前に時間があったので、その間に今回チャーターしたツアー代金を両替します。普段は個人旅行しかしないような私ですが、いろんなお初が重なったため超贅沢に個人で車なんぞ手配していたのです。使ったエージェントでは事前に日本円での支払いか現地で現地通貨で支払いか選べたので、ぜってぇ騙されてたまるかとの気合から後者を選んでいたのですが…これまたまた判断ミスでした。(モロッコ人は平気で騙してくると言う情報だけはネットから仕入れていた)

かなり高額なので(日本円で30万円弱…今から思い出すと、この値段を支払ったと言うことに当時の私のビビリが反映されている)両替の受け付け段階からもめるもめる!この金額、下手するとモロッコ人の年収に匹敵するレベルなのでそれをアディダスのジャージにサンダルの日本のBBAがきったないカバンから大枚出したら…そりゃ警戒されますよね。モロッコ人はBBAでも日本人はすごく幼く見えるらしいので最初は鼻で笑われる始末。

金額の桁外れさに数字わかんねーあほ呼ばわりもされ、腹が立って紙に書いてモロッコディルハムだって言ってんのに受付のねーちゃんはそれでも私のことをジャージのジャップが何言ってんだアハーン。的な態度。それでもめげずに交渉を続けていると、やっとお偉いさんがでて来て私の正気を確認出来た模様。(ほんとは飲んでて酔っ払い。正気ではなかったかもw)40分かかって無事両替出来たけど、もーこれだけでぐったり。先が思いやられます。

カサブランカ空港のバゲッジクレームもとっととクローズされ、私のスーツケースはポツンと放り投げられておりました。その様子にこれからの自分の身の上を見た気分でもう号泣in my heart。

気を取り直して、空港出口でこの旅のパートナーとなるドライバーと合流することに。

大門by西部警察 登場

(以下ご本人です↓マイドライバー。まさにこんな感じでお出迎えしてくれました(怯))

もう気持ちの複雑骨折に全く気力もなく、ただひたすら待ち合わせ場所と思われる空港出口に向かいました。でも…全く人気もありません。

…あれ?いねえ。約束の場所ってここだよね?

不安になりながらももうお疲れマックス。待ち合わせ場所を疑う余裕もなく感情の振れ幅180度!なんで来てねーんだよ!さすがモロッコ!噂に違わぬ適当王国だな!!

両替でかなりモロッコの心象が悪くなった私はもうこの時点でややプチ切れ。心の中はもうモロッコなんて本当むり。でいっぱい。イスラム教の国ってことで安全第一だと思って普段使わない個人ツアーでチャーターなんて使おうと思った自分を激しく後悔しておりました。寒いし(これは私のせいでしかない)モロッコ人顔濃いーし(だからなんだ)もういい!!…この怒りでいつもの自分を取り戻して来た感があったのか、もう気分は「ここからいつものバックパックスタイルで回ってやるぜ!」に方向転換。

とりあえずエージェントには空港の無料Wi-Fiを使ってクレームのメール完了。ツアーキャンセル上等!これだからツアー代金の支払い後にしてたんだよね!自分判断最高!!

本当はちょっと泣きたい自分に気がつかないふりをして、気合入れ直してSIMカードだけをさきに空港内でゲット!ネットさえつながればどうにでもなる。そう言い聞かせて自分を鼓舞します。24時間前まで高熱出してふんふんしていた事実を思い出すといつでもめげそう。大丈夫!いや、もう誰か助けて!!!!!!

…と早速さらに積んじゃう私。命綱のネットもすごい不安定で全然アテにならない!ああああああ、そうだった、ここはモロッコ。発展途上国!ネットが繋がる前提でものを考えてた自分が先進国かぶれしている事実にもうんざり。しかももってきたガイドブックはおしゃれ女子の雑貨特集!みたいなやつだけで地図がついてない!情報がウッスイ!…あああああああああ。不安!そして不安。むしろ不安。全てのチョイスが裏目でしかない!!

とりあえず外に出るか…ガラガラだった出口付近とは違ってスゲー大量のアラブ人発見。

いきなりタクシーの客引にあって「ノーっ!!」ってブチ切れたところで気付きました。タクシードライバーはここはワンサカいる?あれ?じゃあ本来のドライバーの待機場所って…

  • あ、もしかしてここが待ち合わせ場所だった??

私が探してた場所ってもしや営業は立ち入り禁止区域でエージェントの言ってた出口って…ここですか???ああああ??

時間カミングバーック!!時間とクレームのメール無かったことにしてくれ!!

ってめちゃわかりやすいところに私の名前が書かれたプラカードを持ったコワモテ発見!!先の写真のあれですよ。あれ。…あなたですかー私のドライバー??ツーか怖ぇええ。顔がこええ。初見で一言。

Are you 大門??

お若い方は失敗しない医者のドラマを思い出してるかもしれませんが、私が言いたいのはヘリコプターから犯人を狙撃しちゃう人の方ですよ!!昭和の傑作、ドラマ西武警察の大門刑事の方ですよ!!(渡哲也様です。)以下参考にどうぞ。よければ冒頭の大門と見比べてくださいwww

西部警察 | 海街diary

私そのサングラス、大門さんがかけてるのしか知らない。そのセンスまじ疑問。つか背が高いから余計に威圧感。えーー!?私この人と7日間一緒にいるの!?やだー!むしろ会えないままの方が良かったか、も、、、

本気で知らんぷりしようと思って通り過ぎようとしたところ、さすがスナイパー大門。

Are you 紅緒?

ギロっと睨まれて声かけられて。すでに降参した犯人モードの私。逃げられないよー取調室でカツ丼食べさせないでー今お腹調子悪いから!

日本から引きずっている体調不良、モロッコでの早速のトラブルの洗礼。(今から思えばこんなの可愛いもんじゃった…)もうドナドナの子牛よろしく、やつ、このまま大門と呼びますね。大門の車に乗るのでした…

また始まってすらいない旅、先行き不安な思いしか当時はありませんでした。ってまだ空港から出ていないのか、この日記。

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