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2016年12月 youはどうしてモロッコへ4-青い街シェフシャウエン探索-@1st

どこが青い街なのかが分からない!

もっと真っ青なんじゃなかったでしたっけ?戸惑いしかねえ。

朝起きてごはんへ。良く寝られた〜とは程遠い朝。とは言え、これから始まるあと9日間のモロッコ旅、一人旅、大枚叩いてんだから楽しまな!と全く思い出せない「普段の自分」を装って朝ごはんと食べることに。

…ってここで思い出すんですわい。朝何時からご飯なのかとか、食事はどこで食べるのかとか、基本的な情報は大門もエージェントももちろんここのホテルのスタッフも誰も教えてはくれません。なんとなくモロッコは私が思うサービスっていうのはしてくれなさそうな雰囲気は理解していたので、とにかく自分でなんでも聞くしかない!との思いでとりあえず食堂っぽいところにところに突然押しかけてみました。

…何度も言います。私、、英語特に話せません。海外一人旅もウェーイ!なんてパリピなのりじゃありません。なんとなく!!!アフリカ大陸、でっかい砂漠見てやるか!程度で来た海外一人旅バンビ状態(初老)。こうやって朝ごはん会場に一人で出向くだけで心臓バックバクです。

へ、へロー。

愛想笑いどころか拳銃突きつけられてる人質みたいな顔でとりあえずテーブル指さします。おおおおっけ?

ウエイターというかホテルのスタッフはどーぞ!的な目線をくれたような「気がした」ので、そのまま着席。
通された席は誰かの使った直後だけど、皿を下げる以外はさっきのスタッフも特にその後の動きなし。えーっっっ!拭いて!…くれないので自分でふきました。

これにホッブズ(モロッコパン)がついてきた。冷え冷え〜

食事は以外に美味しい。でっかいパッサパサのモロッコパン、ホッブズがこれについてきたので口の中の水分を全部捧げて飲み込みます。
バターなんかミルキーだけど味わいあっさり。無塩です。
あとのチーズはちとくせぇけどこれまた新鮮な感じ。
のりの佃煮みたいなのも良かった。あとのジャム系は死ぬほど甘かったわい。ここでなんとなく気がつきました。食事に塩味がない!普通にあっまい味付け系ばかりで…これまた私の触手は伸びない…

炭水化物オンリーの食事は量が進みまへん。あとは追加でオムレツでも来るのかと思ってたけど、そんな気配もなし。

諦めて、とりあえず外を散策することに。

先に申し上げましたとおり、アタクシ、ガイドブックなんて全く持っていません。つけたツアーガイドが適当に案内してくれるのかと思ってた。…ってあの大門、そんな案内してくれる気配は全くなかった。今日の14時にはここ出るからなーだけ伝えて去っていったわい。グヌー。地図がないからどうやって観光したらいい?って聞いとけばよかった。って今なら思うけど、あのどすけべ変態のノリのやつには死んでも世話になりたくない気分。(ってツアードライバーなのに)

そんなにデカイ街じゃないらしいから(ネット情報)、とにかく歩いてみよう!Googleマップにお世話になればいい!と、とにかく外に飛び出すも…グーグル先生、、、全く繋がらない。つかポインタが忍者ばりの移動をなさるので凡人の私はこんらんなう。私どこにいるんだよーーーーーー!!!!!

とにかく一人歩くと、
やたらガキやら若者やらに冷やし食う始末。…もう、昨日から大門はじめ、イメージ通りの感じの悪いモロッコ人たち。最初は怖くて完全無視してたけど、だんだん腹も色々たってきて日本語で通りすがりにばーか!うるせえ!と怒鳴り返します。はあはあ。私、日本でもこんなことしたことないんですけど。。。

歩いてみるとなんとなく青ゾーンに突入。

フォトジェニックってやつか。sns好きが喜びそうなもんだらけ。というのが私の最初の感想。なんか台湾の九份のモロッコ版。色推し観光地は坂道狭くて多くて露店がデフォルトなのか。

私が行った時は雨だったのです…

なんとなく昨日の夜寝る前に調べたシェフシャウエンのおすすめの喫茶店に奇跡的に辿り着きました。アボカドジュースが美味しいらしいけど…クッソ寒い。でもご当地のうまいものを食べない後悔はしたくない一心でお店に突撃です。めっちゃ気合入れて入ったのに、スタッフのお兄さんは、どーぞどーぞ、上に行って!と思いもよらず暖かい対応!!もう泣きそう。これだけでここにきた甲斐あったってもんよ!と、2階に押し込められて、いつオーダーが来るのか待つんもイライラしそうだったので、すかさずアボカドジュース!プリーズ!と連呼したところあっさりオッケーとのこと。安心して2階に登ります。すると…

まさかの猫カフェ状態でかわいーと思う前に衛生面が気になるのは日本人の私だけ?

とは言え、ゆっくり座れたことに安堵しつつ、普通に旅っぽくなっている事実に安心。そして程なくオーダーした物が運ばれます。

あれ?アボカドジュースうます!要はアボカド、砂糖、牛乳のシェイクだけど…素朴な味でいけます!が、想像通り粘度が高くてなんつーか余計喉が渇くwwww
そしてここも寒い!
モロッコ人たちは暖房つけないのかよ!ってとっっとと出たい〜と思って
出ようとおもったらお外はまさか土砂降りだし、しかたねーのでまったり。

謎な世界観だったけど、お店は広々でした。あったかかったらもっと良かったのに〜

流石に何もすることなく1時間もボケーとしてても仕方ないので雨が止んできた頃合いでとっとと出ていくことに。

お会計の時にスタッフのにーちゃんからどこからきたのトーク殺列だったので「へへん。お前らの内容ないおしゃべりに付き合ってたまっかよ!」と謎の臨戦態勢で適当に感じ悪く流してたら、お兄さん、いきなりおまけしてくれた。


「良い旅を」

って突然いわれてほんと、今の今までの自分を全て恥じたわけですよ。露骨かもしれないけど、ちょっと優しくされただけだけど、なんつーか、自分が勝手に心がささくれだっていたという人間が小さいエピソードを痛烈に後悔したくなる。
こーいう時に自分を思い知らされるわけですよ。考え直してしまうわけですよ。
人を嫌いでいいのかって。一人旅だからってここまでつんけん警戒していいのかよって。一人が好きなくせに、人に優しくされるとすぐほろっとなるくせに。だったらもっと心のハードル下げたらええねん。こんなことを考えさせてくれるのも一人旅の醍醐味かもしれませんね。

そんなことを考えながらぼんやり当てもなく散歩しまくるわけですよ。

特に買い物にも興味ないし。とにかく現地人からの声かけを無視しまくりながらさっきまでの臨戦態勢はどこへ行った?レベルの仏モードで心穏やかに散歩するという修行を繰り返すこと二時間。もうやることねー

マグロのタジンはアヒージョだった

味はとってもおいしかったのです

ランチも食欲はなかったものの、することもないし外も寒いし、なんとなく人気のある場所でゆっくりしてもいいかもと思ってこれまたネットで調べたタジンが美味しいというお店へ。とにかくあっさりしたものが食べたい一心で魚!魚なら時間かければ食べられるからも〜と淡い期待を抱きつつオーダーしたところ…

出てきてびっくり!

みなさん日本で流行りましたよね?タジン。イメージって野菜メインの蒸し焼きのイメージありませんが?ガッ!ガッ!出てきたものは写真の通り…

…もろアヒージョやんけっ!激おこ!

さっぱり求めてここまできたのにお前オイルにマグロがひたひたやんかー!油を風呂に見立てて浸かるのはシーチキンくらいやろがー!とね、誰に文句言うわけにもいきませんのでねえ、ひたすら自分の運命を呪うわけですよ。ああ、ツナのタジンっていうだけでさっぱりだと思った自分が悪いんだ、とな。…ってもうモロッコで自分の中の正解をぶち当てる自信なんてナッシングっすよ。

そんなローテンションな私を完全に無視して、やっぱりモロッコ人男性スタッフは入れ替わり立ち替わりあたくしにちょっかい出してくれるんですよ。さっきの喫茶店でのやり取りでちょこっと反省した私は、まあ普通にブロークン英語で日本から来ましたー彼氏いますーなどなど、どうでもいいだろう情報の応酬に勤しみません。

するとまあ、ミントティーを無料でご馳走になっちゃったり。

向かいの席の韓国人男性がオーダーした残りなのは知ってます。でもウエイターが、いいから君へのサービスだよ。フリーだよ。ってこらー!…悪い気しまへん。

お会計の時に規定通りのチップ渡したら、流石テンプレモロッコメンズ!やたらお礼のスキンシップ?片寄せ…優しくありがとうございますって耳元で囁くこと、、、うわー、これは日本人女性、参っちゃう人多いだろうな〜干からびてんのは実はサハラじゃなくて日本人女性の心かよ!と思うくらい、このメンズの優しさ(上っ面)、免疫ない女性には危ないわーーー私?アタクシ?私?うーーーーーーーーーーーーん、このあとまんまとハマるまめになるのだけどwwwwwwまだこの時はそうじゃなかったわい。ウヘヘヘ。

大門、ナイスガイ??

ランチもなんとか楽しめたところで待ち合わせのホテルに戻ります。

約1日ぶりに再会した大門。笑顔で私を出迎えます。時間ぴったり。大門が私に右手を差し出してきます。なんつーか、昨日とは打って変わった感じの良い、握手からはいる外人挨拶かましてきて私はびっくり!

私もこなれた感じで握手からのハグまで済ましたけど、内心私の女性ホルモンが目から飛び出るくらいに分泌されていたのはここだけの話。ブシューっ!!! っちょま、ちょま、大門、あなた…もしかして素敵な人?!アヘ?その笑顔なに?なになああああにいいいいいいい!!!?????

あのっ、あのっ、わたくし、殿方とそんな距離感でお話ししたことないんですけんど!!!!

と、慌てふためく私を尻目に大門はとっとと私を車に乗せて次の目的地、フェズに向かいます。

シャウエン、どうだった?

あいにくの天気だったけど、街の雰囲気は穏やかだしなにせ空がいい。最初はかなりアジア人ってことでちょっかい出されてなんだここって感じだったけど、みんな話せば感じ良かった。

建物の青と空が折り重なるコントラストが本当に素敵だった。
私は青の建物を中に入り込んでマクロで撮るよりも、全体から俯瞰したほうが好きかも。このまち。

そうだな。俺もシャウエンは丘から見下ろしてみるほうが好きかもなあ。

あれ?大門、結構普通に話せるじゃん?なんだろう。今日はすごいまとってる空気感が穏やかっすよ?よっぽど昨日は腹ペコでイライラだったってこと?それもどうかと思うけど…私もだいぶシャウエンが楽しめたおかげでご機嫌になりきったし、大門への拒絶も幾分が和らいできたので、ちょいと話しかけてみます。

あのー、わたしですね、実は無類のお酒好きなんだけど…どこかでお酒買えたりします?

ま?お前そんな子供みたいで酒なんて飲めんのかよーまじかー?何のむ?俺ビール大好き!!!よしよし!俺も飲みたいから買い出し行くぜ!なんだよ〜もっと早く言えよ〜

と、まさか大門も無類の酒好き! ってことで以後酒の話で盛り上がる。 大門はさすが砂漠の子、飲むと踊りたくなるとのこと。何そのオシャレ感性。私しゃ飲むとただくだを巻きたくなるだけなんだよな。 ちっ。大門なかなかカッコいーこと言いやがるー 大門いわく、私がお酒を買いたいと言い出したのはナイスタイミングで今日の移動の途中で買っておかないとあとのサハラ砂漠では買えないからその分も揃えるといいとのこと。

私には死ぬほど貴重な情報ありがとう!!やっとガイドらしい仕事してくれました(もう二日目だけど) 段々始まりのクソ印象からドンドン大門、ポイント上げてます。

…とは言え、ここら辺は実はエージェントに事前に全部リクエスト出してたんだけどな…モロッコ、事前に言えばオッケ。ということはまずない!必ずなんでも自分で確認することは何においても必須な国のようです。これはいくらエージェントに大枚叩こうと変わらない話かもしれない。(ここら辺の話はまた別の項目で掘り下げまーす)

北から南下して、モロッコの古都フェズに入ります。

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